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10月24日に31年ぶりのフルリメイクとなったロマンシングサガ2。

筆者はSteam版購入の為、他ハードよりも1日遅れて25日からオリジナル難易度でのプレイを開始したのだが、当時不便だった部分が綺麗に改修されて遊びやすくなった印象を持った。

シナリオ自体はクリアしたので次は追加された高難易度(ロマンシング)の攻略を開始したのだが、久しぶりにプレイしてみて取り返しのつかない要素が多かった上に割とクリティカルなものもあったので、ブログの方に注意喚起も兼ねてメモとして残しておこうと思う。

記事の特性上ネタバレを多く含むので注意して読み進めて欲しい。

アイテム関連

まずはダンジョンクリアで二度と手に入らなくなってしまうアイテムから。

以下のエリアの宝箱は攻略後に全回収が不可能になってしまうので、攻略時にダンジョン内の宝箱は忘れずに全回収するようにして欲しい。

特に合成術はリメイク版から開発に古文書が必要になった・この古文書が各ダンジョンの宝箱に入っているのだが、以下の取り返しのつかない宝箱にもそれがある。

運河要塞・地上戦艦

シナリオ序盤、おそらく大体の人がジェラールの時代に攻略する事になる運河要塞は攻略後に町(ミラマー)になってしまうので再入場する事が出来なくなる。

年数経過で発展していくミラマー。

同じ理由でステップの地上戦艦もクリア後に再入場する事が出来ないので、エリア内の宝箱の取りこぼしには注意が必要だ。

メッシナ鉱山

北ロンギットの武装商船団関係のイベントでは、モーベルムの武装商船団船長との会話イベントで選択肢が分岐する。

この内、「リーダーに会わせろ」→「引き受けよう」の順に選択すると武装商船団は仲間にならないが、全選択肢の中で唯一メッシナ鉱山へ入る事が出来るようになる。

モーベルム

加入時期は遅くなるが、完全に仲間にならなくなる訳ではない。

武装商船団は後のイベントで加入時期は遅くなるものの仲間になるので、合成術の古文書の取りこぼしを防ぐ為に上記選択肢を選択する方がいい。

実はすぐに仲間になるルートもある

アジトの話を盗み聞きした際の会話の中にヒントがあるのだが、上でメッシナ鉱山を攻略後に船長に報告をせずそのままハリア半島経由でヌオノに入って選択肢で「服従」を選べば即武装商船団が仲間に入る。

ハリア半島

上のメッシナ鉱山と前後するが、こちらもモーベルムの武装商船団関連のイベント選択肢で出現するエリアかつ合成術の古文書が手に入るエリアとなる。

こちらはモーベルムの武装商船団の隠れ家を初回に訪れた際に見張りの武装商船団員との会話で「一緒に一杯やろう」を選択する事でマップに表示される様になる。

モーベルム

イベントの発生する武装商船団の隠れ家。

なお、オリジナル版では皇帝の性格タイプ次第ではこのイベントが発生しなかったが、リメイク版ではこの要素が撤廃されて全皇帝でこのイベントを起こす事が出来るようになっている。

コムルーン火山

イベントで溶岩をアイスシードで固める事になるが、溶岩を固めた後に以下の写真にある火口付近の宝箱を回収するのを忘れないように。

コムルーン火山

せんせい集めの報酬である宝箱サーチが無いと見逃し易い。

この宝箱は溶岩が固まっている間しか取りに行く事が出来ず、その後コムルーンハンマーで固めた溶岩を叩き割ってしまったり、噴火させてしまうと溶岩に阻まれて回収する事が出来なくなってしまう。

ゼミオの宝箱

ゼミオにある宝箱(水の指輪)はコムルーン火山を噴火させるルートの場合、噴火後は街の大半が溶岩に沈むので入手不可能になってしまう。

火山を噴火させる冥術ルートの場合は噴火前に回収を忘れない様にしたい。

ハクロ城

イベントが進行すると城の一部が飛び上がって浮遊城となってしまう為、イベントが進行してしまうと宝箱のあるエリアまで行くことが出来なくなってしまう。

ハクロ城

攻略後も回収出来る宝箱は2つだけ。

ハクロ城で取れなくなる合成術は非常に強力、アイテムもやり込みプレイには欠かせないものなので忘れずに回収しておきたい。

浮遊城もクリア後は再入場出来ない

サイフリートの砦やクジンシーの館等、オリジナル版ではクリア後の再入場が出来なくなってしまっていたエリアもリメイク版では再入場する事が出来るようになった(何と沈没船にも再入場可能)のだが、浮遊城は一度クリアしてしまうと再入場が出来なくなるので特に注意して攻略したい。

トリプルソード

大剣のトリプルソードは氷の遺跡最奥の巨人からしかドロップせず、倒してしまうと二度と戦う事が出来ない。

氷の遺跡

続編の3の方が有名なイメージのあるトリプルソード。無刀取りが欲しくなる。

オートクレール

大剣のオートクレールはエイルネップの神殿の守護者からしかドロップせず、倒してしまうと二度と戦う事が出来ない。

エイルネップ神殿の守護者

オリジナル版では技道場としてもお馴染みだった守護者。

デストロイヤー

斧のデストロイヤーをドロップするのは七英雄ダンターグ(第三形態以降)のみで、こちらも倒すと二度と戦う事が出来ない。

ダンターグは形態変化や出現ダンジョン法則が特殊でイベント進行の邪魔になる事も多く、最短で行くと東のダンジョンで第一形態がボスになっているパターン・大体の人は中盤辺りで子共と子ムーで第二形態と戦う事になると思う。

救済処置の追加されたダンターグ

全てのケースでダンターグはボスに成り代わる=ダンターグを倒さなければクエストクリアする事が出来ないので、その救済としてリメイク版では倒されてもゲームオーバーにならずダンターグが他ダンジョンへ移動する様になったのだが、この救済処置がある為かダンジョン巡回仕様もオリジナル版から変更されている。

東のダンジョンのダンターグ

オリジナル版と巡回仕様が変更されたダンターグ。

デストロイヤーをドロップするのは写真の第三形態と最終となる第四形態(第三形態に腕が生えて槍と盾を持っているデザイン)のみなのだが、リメイク版のダンターグは倒すと形態変化して一度だけ復活する様になったので、第二形態で遭遇→倒して第三形態で復活させてドロップさせるという事も可能になっている。

ウインクキラー

こちらは限定的な取り返しのつかないドロップアイテムで、ドロップモンスターの確定出現場所以外での入手難易度が非常に高い・状況が限定されるので掲載する。

このウインクキラーはウィズゴブリンがドロップするのだが、確定で出現するのはテレルテバの塔(左)のボスとして登場する場合のみで、ここで入手しないと以降は浮上島での雑魚敵のお供として出現するものを狙うしかなくなる。

浮上島

浮上島のお供として登場するウィズゴブリン。

浮上島はコムルーン火山を噴火させなければ行く事が出来ないので、サラマンダーを生存させるルートの場合はテレルテバの塔で入手出来なければ以降入手する事が出来なくなってしまう。

マイティヘルム

こちらも取り返しのつかない要素では無いのだが、時期を逃すと入手難易度(手間)が上がるのでオマケとして記載しておく。

このマイティヘルムをドロップする敵は七英雄のノエル(第二形態)とブラックレギオンとトリトーンの3体だが、この内ノエルは倒してしまうと二度と戦う事が出来なくなる。

複数マイティヘルムを入手しようと思うとブラックレギオンかトリトーンから狙う事になるが、ブラックレギオンはハクロ城と浮遊城にしか出現せず、トリトーンは氷海とコムルーン海峡にしか出現しない。

浮遊城や氷海はクリアすると再入場が出来なくなるエリアな上に地上に残されたハクロ城にはブラックレギオンは出現しない。

そのため、イベントをクリアした終盤に入手しようと思うとコムルーン海峡でトリトーンから狙う事になるが、コムルーン海峡は移動が困難な上にセーブポイントも無いので複数個入手するのに手間がかかる。

コムルーン海峡

移動速度が遅く、渦もあるので余計な戦闘を避ける事が出来ず効率が悪い。

複数入手を考えるなら、ハクロ城や浮遊城攻略時にまとめて揃えてしまう方が効率が良い。

シナリオ関係

次はシナリオ関係の取り返しのつかない要素をまとめていく。

ホーリーオーダー

オリジナル版でも取り返しのつかない要素として有名だったカンバーランド地方のホーリーオーダー関連のイベントだが、リメイク版でもダグラス訪問時のハロルド王との選択肢次第でカンバーランドが滅亡してしまう。

トーマ君

リメイク版でえらく可愛らしくなったトーマ君。進行次第では悲惨な最期を遂げる。

ハロルド王との会話イベントで「トーマ」か「よく解らないし、関係ないな」を選択した場合はその後の選択肢次第でカンバーランドが滅亡してしまうので注意が必要だ。

選択肢以外でも少しカンバーランドを離れてしまうとすぐに滅亡してしまうので、イベントを開始したらクリアまでカンバーランドから出ない方が良いだろう。

オリジナル版であったサイフリートの砦にすぐ行かないと先にゲオルグが制圧してしまって中に入れなくなるといった事はリメイク版では無くなっている…と思う。

というのもオリジナル版ではトーマを連れてゲオルグ(ソフィア)と合流後にゲオルグに話しかけなればサイフリートの砦がマップに登録されなかったが、リメイク版では話しかけなくてもここまでイベントシーンに含まれているので、トーマを連れてゲオルグ(ソフィア)と合流出来た時点でサイフリートの砦がマップに登録される為だ。

ちなみに、上記の通りサイフリートの砦はリメイク版ではクリア後も再入場出来るので、取り返しのつかない要素では無くなった。

サイフリートの砦

サイフリートの砦はクリア後も入場出来る。

人魚イベント

マーメイドの人魚イベントはオリジナル版では貴重な年代ジャンプイベントとして重宝されていたが、リメイク版では新クラスの踊り子の加入イベントも兼ねている。

このイベントは人魚の踊りを見る→材料を魔女に渡して人魚薬を作ってもらう→人魚草を使って海底の人魚に会いに行って地上に戻れなくなるまでを同一の”男性”皇帝で進める必要がある。

魔女のほこら

リメイク版ではほこら内の立派なお家に住んでいる魔女。

イベント中、例えば人魚薬の材料を集めている段階で年代ジャンプしたり皇帝が変わってしまうとその時点でイベント進行がキャンセルされて踊り子も仲間にならないので注意が必要だ。

イーストガード

ヤウダ地方のチョントウ城のイベント後にリャンシャンのセキシュウサイ宅でイベントをこなして再度チョントウ城へ行く事になるのだが、ここですぐにチョントウ城へ行かず他イベントをこなしたり年代ジャンプをしてしまうとイベントがスキップされてしまい、セキシュウサイとの戦闘が無くなってイーストガードを仲間にする事が出来なくなってしまう。

リャンシャン

イーストガードが消えてしまい、仲間にする事が出来なくなる。

こちらもカンバーランド同様、リャンシャンでセキシュウサイと会話イベントをこなしたら即チョントウ城へ向かった方がいい。

最小戦闘回数プレイといったやり込みではセキシュウサイ戦の一戦を飛ばせるので、イーストガードは仲間にならないがこのルートになるだろう。

陰陽師

コムルーン火山は噴火させるか噴火を阻止するかでシナリオが分岐するのだが、この分岐でコムルーン火山を噴火させて冥術や陰陽師を仲間にするルートの場合、イベントの進行のさせ方次第では古文書が手に入らず陰陽師が仲間にならなくなってしまう。

これを回避する為のポイントは、コムルーン火山の溶岩を皇帝自身がアイスシードで固める事だ。

魔道士の砦

リメイク版では本性を表す前から敵が配置されてギミックも変化している魔道士の砦。

アイスシードを貰った後に年代ジャンプ等せずに火山でアイスシードを使って溶岩を固めれば、砦に先に向かって魔道士を起こしてしまっても古文書を持ち逃げされる事はなくなる。

詩人の楽器集めイベントには救済あり

詩人の楽器集めでギターを入手する前に火山を噴火させてしまっても、写真の通りギターの置いてある石板の建物だけ器用に残って石船で取りに行けるようになっている。

ゼミオ

サラマットで石船を回収すればギターの入手は噴火後でも可能。

その他

以下にシナリオやアイテム関係以外の取り返しがつかなくなる要素をまとめる。

無無剣見切り

敵の中で無無剣を使用してくるのはハクロ城と浮遊城に出現するブラックレギオンのみなので、ここで見切っておかなければハクロ城・浮遊城クリア後に敵から見切る事は出来なくなる。

実用性は皆無の見切りだが、見切りのコンプリートを目指す場合は期間限定なので注意が必要だ。

総括

筆者が引っかかったものも含めてとりあえずクリティカルなものを記載してみたが、陰陽師関係は進行のさせ方によっては陰陽師・サラマンダーが仲間にならなくなった上に古文書(冥術)も手に入らないという絶望的状況に陥る。

特に初見プレイの人は複数のイベントを効率よく並列管理しようとして上記の様な状況に陥り易いので注意して欲しい。