author:aoto
2023.10.16

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仕事で使っているボールペン(PARKER)が大分古くなってきたので、心機一転候補を絞って販売店でクロスのN882-2を購入した。

今回はこのクロスN882-2の使用レビュー記事を書きたいと思う。

なお、今回は筆者がボールペンを選ぶ上で重要視している、「書き味の良さ」・「持ちやすさ」・「インクの速乾性」の3点を★★★★★を最高点とする5点満点で評価している。

ボールペンとして見ると高い(クロスはまだ安価な方ではあるが…)物という事で、その分シビアに採点しているので是非購入の参考にしてみて欲しい。

書き味
(★★★★☆)

クロスのN882-2はペン先の太さはMediumの油性ボールペンで、本体は約26gとまずまずの重量・安定感があるボールペンだ。

ペン先の太さはMedium(0.5mm相当)クラスのペン先なので、A5やB6手帳用というよりはA4以上の大きめの書類用のボールペンに位置付けられている。

下手な字で申し訳ないが、かすれやインク溜まりもなくサラサラと気持ち良く書ける書き味の良さは伝わるだろうか。

設計上小さな字で細かく書き込む事は難しいが、芯も中で動かないのでカタつかずサラサラと気持ちよく書き進める事が出来る。

クロスのN882-2は油性インクのボールペンなのだが、油性インクボールペンの一番の欠点であるインク溜まりも起きにくい。

高級ブランドボールペンでは純正リフィルの出来が悪く、購入後にすぐにジェットストリーム等の日本製リフィルに交換して使うといった事があるのだが、クロスN882-2の場合はそういった事もなく快適だ。

持ちやすさ
(★★★★☆)

上記の通り絶妙な太さや重心設定で非常に持ちやすい。

ある程度の重さもあるので重さに任せてペンを走らせるといった事もしやすく、ツルツルと滑りそうな見た目に反してグリップ感も申し分ない。

ツルツルしているので滑りそうだが、意外とグリップもしっかりしていてブレない。

ペンの太さに幅があるので、持ちやすいと感じる幅の広さもこれに比例して広くなり、自身の書きやすいベストポジションが見つけやすい設計になっている点も高評価。

重量は一般的なボールペンに比べると少し重い程度だが、個人的にはもう少し重くても良いと感じる。

左手で書いても書き味は変わらない

これは地味な点だが、クロスのN882-2のデフォルトリフィルは右手でも左手でも書き味が変わらない。

右利きの人は何を言っているのかわからないと思うが、基本ボールペンというのは右手で字を書く事を前提に設計されている。

右手で字を書く場合はボールペンを引いてボールを回転させて書いていくのだが、左手で字を書く場合は当然これが逆になってボールペンを押してボールを回転させて書いていく。

押して書いていると最初は調子良く書けていても、途中でインクがかすれたりインクが出なくなったり引っかかるなどの不具合が起こる事があるが、クロスのN882-2のデフォルトリフィルではそういった事も(今のところ)起こらず快適さは損なわれない。

筆者は両利きなので、右と左でそれぞれかすれやすい様に走り書きしてみた。書き味は全く変わらない。

インクの速乾性
(★★☆☆☆)

上記の通り筆者が左利きなので厳しめの評価になるが、クロスのN882-2のデフォルトリフィルは速乾性自体は悪くないものの、左手で行数を書いていると注意して書かないと擦れて若干紙や手が汚れる事があった。

この辺りは書いた直後にすぐ触っても手が汚れない超速乾性ジェルインクにはどう逆立ちしてもかなわない点だと思う。

総括

購入後に早速仕事のミーティング等でフル活用しているが、書きやすく見た目の高級感もあって(指紋や手の脂はつきまくるが…)気に入っている。

難点らしい難点は、上記の通り左手で使用時にインクの速乾性が気になった(それでも一般的な油性ボールペンと比較して速乾性は優れているが)程度なので、ある程度高級感のあるブランドボールペンが欲しい人へのエントリーモデルとしてもおすすめ出来る。