author:aoto
2024.01.25

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前回のマスティマ捕食リベンジデッキの記事を書いた際に久しぶりに放置していたYouTubeチャンネルで対戦動画をアップしたが、今回はその第二弾の動画を作成・アップロードしたので解説記事を書きたいと思う。

対戦動画

前回と同様に今回も対戦の録画の中から面白かった物を抜粋して全5戦収録しているのだが、コスト200デッキの方に変更があった(詳細は以下のデッキ解説を参照)ので、そちらの対戦を多目に収録している。

動画はスマートフォンに合わせてエンコードしているので、スマートフォン閲覧時に通常の埋め込み動画の再生が小さくて見づらい場合は、プレイヤー右下のYouTubeロゴの右隣にある「全画面(f)」ボタンをタップして欲しい。

スマホ閲覧時は全画面化での閲覧を推奨する。

デッキ構成

第一弾からの変更点

第一弾時点ではスキルレベル(コンボスキルレベル)が1の駒が何体か構成に入っていたが、これらを全てスキルレベル最大に育成した。

そしてコスト200デッキに関しては、オルプネー先生を外して直近で石1ガチャから出てきたシオリ(ピックアップでもなかったのでビックリした)を採用している。

この枠はオルプネー先生・フルカス先生の選択式にしようかと思っていたのだが、シオリが来てくれたので文句無しのスタメン変更となった。

このタイミングで来た事に運命を感じてしまう。

このシオリはリベンジ実装時の目玉として実装された駒なのだが、実装当時数少ないまともなリベンジスキル駒だったのもあってリベンジデッキを組むなら必須レベルの駒だった。

回復耐久デッキ相手には若干腐りはするものの、リベンジデッキにおけるフィニッシャーとしてはトップクラスの性能を持っており、その強さは今現在の環境においても通用する。

シオリの強さ

シオリはスキルとコンボスキルが同一という珍しい性能をしており、スキル(コンボスキル)発動時にバトル中に受けた全ダメージの16%(スキルレベル最大時)の特殊ダメージを相手に与えるスキルを持っている。

純粋な被ダメージ合計依存のスキルなので、相手からのダメージを回復して更にダメージを受けるといった長期戦になればなるほどダメージは上がっていき、スキル発動後にコンボスキルを発動した場合はその間に受けたダメージも加算される。

当然捕食で回復しながら戦えるマスティマ捕食リベンジデッキとの相性は抜群で、筆者はリベンジスキル持ちの駒がHPは高いものの回復手段が乏しく使いにくい設計になっている理由の一つがこのシオリではないかと思っているのだが、シオリはそれ位強い駒だ。

動画内対戦解説

今回も動画に収録した試合それぞれを解説していこうと思う。

1試合目:vsシアン戦

シアンは良く当たるデッキ(実際かなり強い駒だと思う)だが、今回の対戦者の人は罠に特化した珍しいシアンデッキだったので収録した。

対アレスにもいえる事だが、対罠特化のデッキはリベンジデッキで相手をするとまともなダメージ参照が出来ずにジリ貧になってしまうので、パズズといった高攻撃力駒を使って捕食をしながら結構無茶なダメージの取り方をしている。

こういった強引な削り方をする場合は、閻魔大王やベランジェールの様なHP回復罠(特にベランジェール)に注意が必要になるのだが、今回の場合は筆者はリベンジデッキなので、相手としては参照されるダメージを抑えればこちらの火力は大した事が無い・回復罠で逆転出来ると思うだろう。

こう予測して回復駒が置かれるボーダーは概ね残HP5,000程度になると考え、こちらは5ターン目以降最高火力を温存(ベルゼブブ)しつつ残り駒からカウンターも込みで相手HPをリーサル圏内に入れる事しか考えていなかった。

パズズとのコンボでブルピアーをあの位置に打ったのも、あそこなら相手は次ターンに絶対にひっくり返す事になるからだ。

こちらが恐れていたのは、通常攻撃対応の罠(カミュ等)を角置きされてしまう場合と、相手が勘付いて1ターン早く角に回復罠を打ってこちらのリーサルパターンが破綻する事の2つだったが、結果的に上手くリーサルする事が出来た。

vsシアン戦を見る

2試合目:vsアスモデウス戦

7ターン継続の1,000の毒ダメージスキルでアドバンテージが取り易く、デッキ条件的に耐久力底上げの為の神属性駒を加えたりといった構成幅の広さも強力なアスモデウス。

最近は魔竜混合デッキでも良く見るので、最初の段階で総HPからどちらのタイプのデッキなのかを見る必要がある。

今回の相手の人は神属性を加えた標準的な耐久デッキのパターンで、こういったデッキは中盤の火力が伸び悩むのをコンボでフォローするのがセオリーだ。

当然リベンジデッキはこのコンボスキルを狙うのだが、今回は駒が来るタイミングが悪かったのでどうリカバリーしようかと考えていた。

結果的に相手はコンボを優先・カウンター駒を無視して自滅したのだが、おそらく相手の人はゾノバの毒と吸収ダメージ込でリーサルを考えていたと思う。

回復や吸収や毒といったダメージは通常攻撃や特殊ダメージの後に計算が入るので、こういった計算ミスからの自滅決着は結構ある。

vsアスモデウス戦を見る

3試合目:vsフィン戦

フィンは大体が混合デッキだが、今回の対戦者の人は火炎デッキ寄りの竜属性デッキに魔属性のサポート駒を加えた珍しい混合デッキだったので収録した。

対戦してみた感じ竜血デッキに近いデッキという印象を持ったのだが、同時に少々中途半端という印象も持った。

火炎デッキは高HPでそれこそフィン(闘化)の様なスキルによる回復等の耐久面のフォローが必須になるし、そもそも火炎デッキ用の駒は発動タイミングに条件があるものが多い。

そして火力的に決め手となるS駒は序盤には出したくない性能の物が殆どなので、序盤に引いてしまうと手札事故で腐ってしまう状況になり易い。

デッキキャパ的に火炎ダメージアップ駒や火炎マス変換駒といったサポート駒も入れる事が出来ないのでどうしても中途半端になってしまうし、半端に火炎デッキに寄せているので竜速攻デッキの様に運ゲーを押し付けるという事も出来ない。

フィンは筆者も昔構成を詰めていた事があるので良くわかるが、結局はラニ混合しかりバフを展開して貫通スキルで倒していく混合デッキに落ち着く。

オセロニアのゲーム性的に駒引きの運要素は避けて通れないので、下手にあれこれするよりもコンセプトを絞って特化させた方が事故が無く安定するからだ。

vsフィン戦を見る

4試合目:vsブレア戦

新実装されたエレメントデッキと早速対戦出来たので収録した。

筆者もエレメントデッキは気になったので久しぶりにストラクチャーを購入したのだが、今回の対戦者の人もストラクチャー収録駒のブレアをリーダーにしたタイプのエレメントデッキだった。

筆者のエレメントデッキ。

エレメントデッキは盤面にランダム配置されたエレメントを獲得しながらコントロールして戦う、感覚的には閃撃デッキに近いデッキだ。

盤面に配置されるエレメントはランダムかつ全部で3種類あり、対戦者はどのマスにどのエレメントがあるのかはわからない。相手がエレメント獲得後に各エレメントカウンターが上がるので、そこで初めて配置されていたエレメントを知る事が出来る。

閃撃デッキに近いという事で耐久しながらエレメントを集めて火力を高めてからリーサルを狙うデッキに思えるが、実はエレメントデッキはコンボスキルを絡めたトライレゾナンスで大ダメージを狙う短期戦向けのデッキだ。

そのトライレゾナンスは獲得したエレメントに応じたダメージを与えるスキルなので、盤面を捨ててでもエレメント獲得を優先するケースというのも当然出てくる。

最初筆者もこの点を警戒していたのだが、今回の対戦者の人は流石にまだエレメントデッキに慣れていない・通常の魔属性デッキの様な打ち回しをしていたので、その隙を突いてこちら有利のダメージレースに持ち込んで倒し切ろうと考えた。

結果的にはその通りの展開になったのだが、モノレゾナンス(コンボスキル)やトライレゾナンスを絡めて来ないエレメントデッキはただの劣化魔殴りデッキなので、ダメージレースで負ける要素は無い。

ちなみに8ターン目の打ぺリオーラはリーサルダメージ計算ミスなのだが、リベンジデッキは直前の相手ターンダメージを常に記憶しながら打ち回していく事が重要なデッキなので、こういった甘えた計算ミスは今後無くしていきたい。

vsブレア戦を見る

5試合目:vsツクヨミ戦

筆者が考える現環境最強デッキの一角、ツクヨミデッキと当たったので収録した。

マスティマ捕食リベンジデッキとのデッキ相性自体は悪くないのだが、このデッキの強みはツクヨミの一番の特徴であるオーダーから、何をやっても強い構成幅の広さにあると思っている。

召喚スキル持ちを加えて囁きデッキの様な堅牢な立ち回りも強力、代償スキル駒を加えた代償デッキ的な立ち回りも強力といった具合だ。

オーダーは予め決められた条件を対戦中にクリアする事で追加ダメージを与えるというもので、効果は以下の通りとなっている。

A:外周マスに置く 達成効果:1,200特殊ダメージ+HP500回復
B:1枚ちょうど返す 達成効果:1,500特殊ダメージ
C:コンボスキルを3回発生 達成効果:1,600雷撃ダメージ
D:HP50%以下で駒を置く 達成効果:HP2,000回復

各オーダーは1度きりの効果だが、全部合計すると6,800ものHPアドバンテージを得る事が出来る。

このオーダーの中で達成が難しいのはCなのだが、ツクヨミは上記の通り召喚スキル持ちの駒を加えた囁きデッキの様な立ち回りも可能なので、召喚スキル持ちを利用すればこのオーダーも難なくクリア出来る。

こういった理由から、ツクヨミ戦はオーダーによるHPアドバンテージを頭に入れ、早い段階で打ち方から相手のデッキ構成を把握しておく必要が出てくる。

例えばエックス打ちをしてきた場合は高火力アタッカーを絡めた速攻狙いデッキである可能性が高く、召喚スキル持ちの駒を展開してきた場合はオーダーでHPアドバンテージを確保する耐久寄りのデッキという予想が出来る。

今回の対戦者の人のデッキは耐久寄りの神属性殴りデッキといった所で、最短でC以外のオーダーをクリアしてHPアドバンテージを確保するという打ち方だった。

こうなると狙うは高特殊ダメージ駒になるので、エルロージュ辺りの対策駒を早く引いていつでも展開出来る状態にしておきたかった。

結果的にちょうどいいタイミングでエルロージュを引いてきたので、そのまま見え見えのブレスドソーディアンのコンボラインに合わせて置き、このカウンターダメージがリーサルの決定打となった。

エンデガもブレスドソーディアンのコンボスキルも通常攻撃依存の特殊ダメージを与えるものなので、バフが入っていなかったりひっくり返す枚数が少なければダメージ的には大した事は無い。

ダメージレースに負けているのもあって焦ってダメージを取りに行ったのもあるだろうが、流石にあの魔紋を軽視した打ち方は悪手だった。

vsツクヨミ戦を見る

総括

シオリが構成に加わった事でデッキパワーがかなり上がって戦い易くなったマスティマ捕食リベンジデッキ。

まだ欲しい駒はいくつかあるが、新しいリベンジスキル駒の実装や闘化の実装がそろそろ行われそうなので期待している。

今後も放置していたYouTubeチャンネルの方に動画をアップしていこうと思うので、気になった人は是非フォローして欲しい。