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筆者がPixel9機種変更後すぐにiPhone16が発表された。

が、機能面もUX進化系は鳴りを潜めてカメラばかりをアップグレードしているスペックを見ても全く魅力を感じず、これは日本だけのiPhone人気もそろそろ終わるかな?と本気で思った。

今回はそんなiPhone16や昨今のAppleについて思う事を書きたいと思う。

筆者とiPhone

元々筆者はiPhone自体、というかMacといったApple製品全般が毛程も使い易いと感じた事はなく、良いイメージは本体デザインがかっこいい・液晶が綺麗・バッテリーの持ちがいいという3つしかないアンチ寄りのユーザーだ。

筆者が昔お会いした大学教授の方がMacBookのOSをLinuxに載せ替えておられ、それを見た瞬間「これ、良いですね」と思わず声をかけてしまう位には製品的に魅力を感じていないし使いにくいと思っている。

デザインといえばMacだが

筆者はデザイン業務も行う・デザイナーといえばMacだが、これは大昔にメモリ増設といった本体拡張性やフォント数が優れていた為に、印刷会社や広告代理店が何処もMacを導入した事に起因する。

今現在はWindowsでもデザイン業務はこなせるし拡張性も高いので、デザイン=Macという図式はとうの昔に崩壊している。

Macだけの優位性に乏しいので、わざわざ使いにくいMacを使うよりも業務対応性の高いWindowsで業務的には全く問題無かった訳だ。

アプリバブル到来

それがiPhone4時台に日本国内で爆発的にヒット・それに伴うアプリバブルが発生した。

当時iPhone用のアプリを開発するなら開発環境でXcodeを外す事は出来ず、筆者もObjective-CやSwift開発環境としてiPhoneやMacを購入・機種変更した思い出がある。

iPhone4

総合的な完成度の高さで筆者が唯一評価しているiPhone4。

勿論乗り気ではなかったが、幸いだったのはiPhone4の完成度が高かった事だ。

その後しばらくはApple製品を使っていた

iPhone4からiPhone12までは定期的に機種変更・製品の買い替えを行っていたのだが、年月が経過するとSwift開発環境の開放や代替言語の登場(Flutter等)で昔ほどXcodeの重要性は高くなくなっていった。

iPhoneも4の完成度の高さが個人的には最高潮で、その後マイナーチェンジの5以降はどんどんデザインが改悪されていく。

最終的に12から14への機種変更タイミングで使いにくいMacとiPhoneを捨てて環境を見直した(iPadだけはデザインのプレゼン用に残した)のだが、その後も上記の通りUX系進化は鳴りを潜めてカメラばかりがアップグレードされていく現状には飽き飽きしていたのだった。

iPhone16を見て思う事

昔のiPhoneはUX機能のアップデートが斬新で面白いものだったので飛び付く層というのが一定数居た様に思えるし、実際Apple製品アンチの筆者でもUX機能の着眼点は斬新だと思ったしワクワク感もあった。

昨今のアップデートでは

昨今は上記の通りカメラ性能にばかり寄せている印象を受ける。

これはiPhoneに限らず、この間筆者が機種変更したPixel9にも言える事だが、スマートフォンで本格的な映像作品の撮影を考えているクリエイター層というのは一握りだ。

大多数のユーザーは筆者の様に自炊料理や旅行写真をSNSにアップしたりといった用途が殆どで、ここまでのスペックは求めていないし、求められているとしても他の機能アップデートよりも優先順位は下だと思う。

製品コンセプト的にカメラを最重要視しているモデルというのならわかるが。

15との性能比較をすれば一目瞭然

iPhone15と16のスペック表を並べてみれば一目瞭然だが、大幅な・目立つアップデートがカメラとApple Intelligence(ジェネレーティブAI)位しかない。

この差ならカメラやApple Intelligenceに興味がなければアップデートを見送って15を使う・本体価格の安い15に機種変更するという選択肢もアリだろう。

本体重量増加といったマイナス面も

iPhone15の重量が171g、iPhone16の重量は173gと少し重く(本体サイズは同一)なっている。

Pro以上のモデルは更に差が広がり、iPhone15Proは187gなのに対してiPhone16Proは本体が僅かに大きくなったのもあって重量も194gと7gも増えている。

これは言うまでもないがカメラによる所が大きい。

iPhone15で本体をチタン化して軽量化を謳っておきながら、iPhone16ではカメラの方を優先して本体をリバウンドさせてしまっている。

総括

昨今のiPhoneやApple製品にはワクワク感も無いし良いとも思わないのだが、今回のiPhone16は特に酷かったので思わず記事を書いてしまった。

Pixelに機種変更した事で置物になってしまったAppleWatchも少し前に売り払ったのだが、あれも終わってみれば便利だと感じた機能は”マスクをしたままでもロック解除出来る”所と”地図アプリを見た際に自分の向いている方向が矢印でわかる”事位だった。

Appleのブランド性からスマートウォッチでドレスコードの壁を破壊した功績は大きいと思うが、これよりも便利で使い易いスマートウォッチはいくらでもある。

iPhone(Mac)に関しても筆者は使いにくい開発環境としか見ていなかったので、その部分が規制緩和されればそれは捨てるでしょうというお話だ。

今回のiPhone16はファンの人でも落胆した人が多いと思う。