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筆者は割と気合の入ったAppleアンチで、今回は割愛するが過去にこちらの記事こちらの記事などでApple製品をボロクソに酷評している。

今回購入したiPad mini(a17Pro)に関しても最初は全くのノーマークだったし、中途半端で高いだけの用途に乏しいタブレットという認識だった。

今回の記事はそんなAppleアンチの筆者がiPad miniを購入して電子書籍閲覧用途や手帳用途で使ってみた感想をまとめたレビュー寄りの記事になる。

電子書籍用デバイスが欲しくなった

事の発端は年末休みに来年に向けて持ち物を断捨離していた時に、普段出張等に持ち歩いている文庫本といった書籍類をいい加減電子書籍に統一してしまおうと考えた事に端を発する。

電子書籍といえばKindleだが

まずパッと電子書籍用デバイスで頭をよぎったのはAmazonのKindleなのだが、Kindleは良くも悪くも電子書籍閲覧に特化したデバイスだ。

筆者は上記の通り断捨離が狙いだったので、電子書籍以外でも手帳(スケジュール管理)やアイディアメモ的な使い方も出来るデバイスを購入しようと考えており、こういった用途と使い易さを天秤にかけた結果が8インチタブレットのiPad miniになった訳だ。

この8(8.3)インチというサイズは、黄金比的に携帯性と使い易さのバランスが非常に良い。

大きさ的には筆者が愛用しているバイブルサイズのバインダーよりも少し小さめで携帯性に優れ、それでいて画面も小さ過ぎないので文字が読みにくいといった事も無い。

バインダーとiPadの比較

大きさはさほど変わらないが厚みが圧倒的に薄い。

今回筆者がKindleの購入を見送った理由の1つも8インチモデルが無い(Kindleのサイズ展開は6・7・10.2インチの3サイズ展開)からだ。

8インチタブレットはiPad miniの一強状態

8インチタブレットだとAndroidタブレットのFireも人気だが、これはスペック的には実質的に8インチ版Kindleの様な電子書籍特化タブレットという位置付けになっている。お世辞にもマルチにあれこれ使えるとは言えない。

値段は高いが性能面ではiPad miniの一強状態と言って良いだろう。

こうして安物買いの銭失いをする位ならと思い切ってiPad miniを買う方が良いと判断、iPad miniとPencilProを同時購入したのだった。

使い倒してみて

さてここからは実際に使用してみての感想をつらつら書いていきたいと思うが、結論から先に言ってしまうと「最高」の一言だ。もう筆者はiPad miniが手放せない。

やはり大きいのはそのサイズ感で、筆者がボディバッグ的に普段使いしているPORTERのPOTRモノグラムウエストバッグに財布等他荷物と一緒に綺麗に収まる。

PORTERのPOTRモノグラムウエストバッグ

長財布やポーチ等他の荷物と一緒に綺麗に収まる。

カフェ等ですぐに取り出して電子書籍を読んだりといった事がストレス無くすぐに出来、昔はバインダーと文庫本を持ち歩いていた鞄にも大分余裕が出来た。

断捨離的には大成功と言えるだろう。

電子書籍用・手帳の代替としては最高のデバイス

元々それを狙って購入したので当たり前ではあるが、狙い通りサイズ感や本体の薄さが抜群だ。

手帳の様に予定を記載したり閲覧したりもストレスが無く、名刺リーダーアプリや音声文字起こしアプリ等アナログの手帳ではどう逆立ちしても出来ない事がiPad手帳なら簡単に出来る。

ヴィジットとしてToDoやメモを表示するといった事も出来るので、アナログ手帳の様にToDoページを開いたりといった煩わしさも無い。

お絵描き用としては及第点

最初は電子書籍や手帳用途としてのみで使用しようと考えていたが、折角PencilProも同時購入した・対応しているモデルなのでお絵描き用途でも使用している。

使用した感じ、携帯性を見て外で描く事を前提としている・携帯性に魅力を感じるのであれば及第点はあげられるかな?といった所だ。

PencilProを最大限活かすなら紙質感フィルムは欲しい。

筆者は制作スタイル的に大型液晶タブレットでデザイン等を作成しているので、液晶タブレットによる制作では大きさは正義だと思っている。

従ってiPad miniは窮屈なデバイスという感想しか出ないし、液晶タブレットのある環境下であれば迷わずそちらを使う。

出張先でのプレゼンテーションやミーティングでラフやイメージ図を描いたりといった用途では携帯性もあって便利だと感じたが、本格的に絵を描くならやはり大きさ的な理由から液晶タブレットになるだろう。iPadで描くにしてもPro一択だ。

趣味のお絵描き用に購入する場合でも、新型でインチ数がアップして値段もiPad Proより安いiPad Airの方を筆者はお勧めする。

この分野におけるiPad miniの魅力は、携帯性と液晶の綺麗さからくるプレゼンテーション能力の高さ位しか無い。

総括

明確にスペックの高さを持ったProやコスパや携帯性に優れるAirと違って中途半端で高額なイメージのiPad miniだが、確かに高額ではあるもののその価値はあると思う。

筆者は最初電子書籍用に購入した(電子書籍に限って言えばかなりのオーバースペックだが)のだが、アプリもあって手帳用途での利用が非常に便利で手放せなくなった。

特に音声書き出し(CLOVA Note)で会議の議事録をとったり、無限エリアの手書きメモ(Prodrafts)を会議のホワイトボード的に使用して案をまとめたりといった部分が便利で、手帳として使う場合も8インチというサイズが絶妙で非常に使い易い。

ビジネスシーンへの適性がかなり高いタブレットといえるだろう。