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サブ機のゲーミングPCに増設したSSDの発熱がここ最近凄まじくなってきたので、Amazonでヒートシンクを取り寄せた。

Amazonに売られているヒートシンクは某国産を筆頭に俗に”気休めシール”と呼ばれる位効果の薄い物も多いが、アルミ等の金属製はまだ比較的マシな製品が多いので、今回は安価でシリコンサーマルパッドが付いている某国産アルミ製ヒートシンクを購入した。

本来なら装着してハイ終わりという製品なのだが、これが990円という安さで思いの外効果が大きかったのでお勧めすべく記事を書いている。

購入動機

そもそも最初筆者はM.2ドライブ拡張カードを購入、SSD4枚をレイド化しての増設を考えていた。

このASUSのHYPER M.2X 16 GEN 4 Cardがそれなのだが、この製品は中に4枚までM.2SSDを搭載・マザーボードの拡張スロットに差し込む事でSSDの増設・レイド化が行える製品だ。

ケース内にファンも搭載されており、これがヒートシンクの役割も兼ねている。

ただ、筆者のサブマシンはASRockのB660 Pro RSを搭載・このマザーボードはSSDのスロットが2つと上記HYPER M.2X 16 GEN 4 Cardを差し込める拡張スロットまで搭載している。

要はわざわざカードを挿してスロット拡張をしなくても、空いているSSDスロットにM.2SSDを1枚挿してしまえば事足りる訳だ。

SSD

そう思って筆者はHYPER M.2X 16 GEN 4 Cardの購入を見送り、SSD(2TB)単体購入・スロットに差し込んで使用していた。

突然の高熱化

その後次第にSSDの温度が高熱化してくる様になったので、やはりヒートシンク無しは無謀だったかと急遽ヒートシンクを購入したというのが購入動機になる。

実際の効果

今回は製品の役割が明確なので、実際にどの位温度が下がったかをまず見てもらいたい。

一般的に適正温度は60度までとされており、70度以上が動作に支障の出る危険温度だ。

元々危険温度帯一歩手前だったものが適正温度帯まで一気に冷えて下がっており、やはり安くてもシリコンサーマルパッドと金属ヒートシンクは違うなぁと関心した。

このSSDにはDiablo4といった容量の大きいゲームも入っているのだが、読み込みも早く全くストレス無く快適にプレイが出来ている。

読み書き速度が低下したりブルースクリーンが出るといった不具合も無い。

製品の紹介

セット内容

セット内容

取り扱い説明書を除くとセット品は上記の通り最低限といった所。

個人的に嬉しいのは固定用ビスがドライバー付きで付属している点で、SSDは基本的に固定用のビスは別売りな事が殆どなのでこれは嬉しい。ドライバーは磁力を持っているのでビスがとめにくいという事も無い。

装着方法

こちらはSSDに装着し終えた完成品だが、説明書の通り土台用のアルミパーツにサーマルパッドを貼り付け、その上にSSDを置いてその上から2枚目のサーマルパッドを貼って挟み、最後に黒いアルミカバーを挟み込めば装着完了だ。

別途サイドからビス固定するタイプでは無いので強度的な心配はありそうだが、土台のアルミパーツが両サイドからしっかり挟み込む形状(この為に最初にSSDがはめ込みにくい)なので特に気にはならなかった。

マザーボードに挿し込んでビス固定

後はこれをマザーボードのコネクターに挿し込んでビス固定すれば完成だ。

取り付け完了

ご覧のようにケース自体が薄いので、他のパーツやケースと干渉し難い。

左横に見える黒いスロットが拡張スロットだが、上で筆者がHYPER M.2X 16 GEN 4 Cardの購入を見送った理由2つ目がグラフィックボードのファン部分と干渉してしまう為だ。

こういった製品に限らず基本的に金属製ヒートシンクは大きい物が多いので、購入前にケース内のパーツ間隔の計測をお勧めする。

総括

某国産ではあるものの、安価で効果もしっかりあって組み立てもし易いので何の文句も無い。金属製でサーマルパッドも2枚(挟み込み)付属、ドライバーや固定ビスも付いた良い製品だと思う。

公式も謳っているが、サイズ的にPS5のSSDヒートシンクとしてもケース干渉無く使えるというのも優れている点だろう。