author:aoto
2022.05.18

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筆者は2021年の年末に苦手・何が面白いのか理解出来ずプレイしないでいたApex Legends(以下Apex)の食わず嫌い克服の為、ゲーミングマウスやキーボードといったデバイスを全て一新(デスクやチェアーも)した。

結局Apexは何が面白いのかイマイチわからないままだが、デバイス自体はApex以外でも結構色々なゲームで使い倒す事が出来た為、今回はROCCATのKone AIMO(ゲーミングマウス)を約半年使ってみたレビュー記事を書きたいと思う。

ROCCATは競合他社に比べると認知度が低くマイナーなイメージが先行しているが、ドイツメーカーらしい堅牢な作りで優れた製品も多いので、今回のレビューが購入の参考になれば幸いだ。

今回使用したデバイス

ROCCAT Kone AIMO

今回Apexデビュー用のデバイスを選定するにあたり筆者が重要視したポイントは以下の4点。

まずDPI調整と多ボタンの部分に関しては、Apex以外でもPhotoshopやIllustratorといった仕事で使うソフトウェアも快適に動かす事を想定しており、ショートカット割当や少ない動作でポインタを動かす事が出来ればより作業がスムーズになると考えた為。

通常のマウスで下手に高感度にすると動きが雑になってしまうが、高DPIのゲーミングマウスではマウス感度を上げても動きが雑にならない。

筆者はデザイン等で細かい画像処理を良く行うので、状況に合わせてDPIを切り替えてポインタの移動距離を少なくして対応出来るというのもマウスを選ぶ上で重要視している。

今回購入して使用したROCCATのKone AIMOゲーミングマウスは、ソフトウェアから50~16,000のDPI調整が可能かつリフトオフディスタンス・キャリブレーション調整も可能で、ポーリングレートは125/250/500/1000Hzの4段階に対応している。

上記の通りスペック的に全く問題無し・見た目的にも大きく頑丈そう・価格も1万円以下という事でこの製品を購入した。強度や性能的には満足しているが、LEDを点灯させているとちょっとした暖房器具のように温かくなる点はストレスを感じる。

製品レビュー

マウスボタン

Kone AIMOのマウスボタンはオムロン製という事以外詳細は不明だが、浅く持った場合でもクリック感が一切変わらない・低ストロークで押し込んだ際のあそびも無いので高速連打もし易い。

これはおそらくFPSプレイヤーに多いマウスの持ち方である「つまみ持ち」を考慮した設計だと思うが、クリック感が非常に軽いので高速でキャラクターコントロールを行うApexとも相性が良い。

サイドボタン

マウス内側のショートカットボタン配列も良く考えて設計されており、親指にボタンが干渉しない・クリック感も軽いので非常に押し易い。

窪み部分が握った時にフィットし、その状態で押し易いようにボタン配置も工夫されている。

Apexは使用キーが非常に多い・キャラクターコントロールの重要度が非常に高いゲーム性となっている為、一般的なマウスやサイドボタンの少ないマウスだと射撃やエイミング(照準調整)以外の操作は全て左手で行う事になってしまう。

従ってサイドボタンの数は勿論、直感的な押し易さやキー割当が重要になる。特に筆者の様なFPSビギナーは左手(キーボード)はWASD(移動)キーで手一杯になってしまうので、尚更右手マウスのショートカットボタンの押し易さや数は重要になってくる。

Apexがプレイし易いサイドボタン割当

筆者がApex訓練場でキー割当を模索してみた感じ、この内側のT1からT3までの3ボタンは「アクション」と「戦術アビリティ」と「リロード」に割り当てるのが良いという結論に至った。

デフォルトだとEキーに割り当てられているアイテムを拾うといったアクションは、そのままだと移動しながらアイテムを拾うといった事が配列的にし難い。サイドボタンに割り当てた方がずっと快適だ。

戦術アビリティに関しても、パスファインダーのグラップルやバンガロールのスモークといった使い所を考えて狙いを定めて発動するアビリティが多い為、マウスのサイドボタンに割り当てる方が使用し易い。

リロードの割当に関しては、ホイールリロードに比べて素早くリロード出来てかなり快適になったのでサイドボタンリロードをお勧めしている。

マウスソール

Kone AIMOはマウスソールのグリップが本体重量が130gと重めなのも相まって非常に優秀だ。

猫の爪の様なデザインのグリップ性が高いマウスソール。

標準搭載されているソールでも滑り・グリップ等全く問題ない高品質なものだが、汎用ソールへの変更が表面研磨不要という点も嬉しい。

細かいDPI調整も簡単に出来る

Apexをプレイする際の大前提として自分のDPIとセンシ(感度)設定を行う必要があるが、Kone AIMOの場合は公式ソフトウェアのROCCAT Swarmを用いる事で簡単にDPI調整を行う事が出来、本体にオンボードメモリ(容量512KB)が搭載されているので最大で5個のプロフィールを保存する事も出来る。

直感的かつ簡単に調整出来、プロフィール保存や切り替えも簡単。

設定だけでなくマクロも一緒にプロフィール保存出来るので、筆者の様にゲーム(Apex)と仕事とでシーン毎に設定を切り替える際は特に重宝する。

総括

ボタンやソール等細かい部分が高品質・親指が干渉しないサイドボタンデザインも秀逸なので、大きさや重さが気にならないのであれば幅広い層にお勧め出来るゲーミングマウスだ。

ApexでもDPIや感度調整をするとエイミング精度がかなり上がり、トラッキングエイム(相手を追い続けて照準を合わせるエイミング)も自然に出来る様になった。

冒頭の通りApex自体は何が面白いのかイマイチ理解は出来ていないが、マウス自体は他のゲームでも使い易い・仕事でも使えるので買って良かったと思う。

難点は冒頭でも書いた通りLEDを点灯させていると本体が結構な温かさになる点で、この部分はソフトウェアで光量の設定をしておきたい。