author:aotoお問い合わせはコチラまで
このページ内リンクにはアフィリエイト広告を含みます
この間購入したノートPC用に、携帯性に優れつつゲーミングマウスとしての作りもしっかりしているマウスをいくつかピックアップして吟味していた筆者。
購入条件的には、
- ワイヤレス
- 小型かつ軽量
- サイドボタン搭載
- コスパが優秀
大体上記4点を重要視し、後は仕事で使用する事も考慮してバカみたいにピカピカ光らない落ち着いたデザインである事も重視した。
最終的に上記をスペック的に満たしていたRazer Orochi V2を購入・早速ノートPCでの作業やゲームプレイを行ってメモをまとめて来たので、今回はRazer Orochi V2の使用レビュー記事を書きたいと思う。
良い点
- 単3・単4電池どちらでも動作する
- USBレシーバー・Bluetooth®どちらでも接続可能
- 軽量・小型かつフィット感もある
- DPI切り替えの操作性
- 滑らかなソール
単3・単4電池どちらでも動作する
Razer Orochi V2の上部カバーを取り外すと電池ホルダーやUSBレシーバーが並んでいるが、電池は単3・単4どちらでも使用する事が出来る。
単3・単4どちらも使えるが、2本同時には使用出来ない。
割と最近は単4を使用する家電が多いので、利用頻度が高くストック率の高い単4にも対応しているのは高評価。
単4電池1本込で重量は67gと重量面も優秀で、筆者はROCCATが好きでメインPCは全てROCCATで統一しているのもあって最初軽さに驚いた。
USBレシーバー・Bluetooth®どちらでも接続可能
ノートPCでこの手のワイヤレスマウスを使用する場合、USBレシーバーでUSBスロットが潰れる・レシーバーが出っ張って邪魔なのだが、Razer Orochi V2はUSBでもBluetooth®でも接続出来る。
ゲーミングPCはスロットが両サイドに集中しているので、レシーバーの出っ張りが余計邪魔に感じる。
ゲーミングPCはスロット類やアダプター端子が両サイド下部に集中しているので、地味にレシーバーの出っ張りが邪魔に感じるのだが、Bluetooth®接続であればUSBスロットも潰さず快適に操作出来る。
軽量・小型かつフィット感もある
Razer Orochi V2は一見左右対称の小型マウスに見えるが、親指でホールドする部分が若干湾曲している右手用の左右非対称デザインのマウスだ。
最初筆者は小型マウスという事もあってフィット感は期待していなかったのだが、小型化とフィット感を両立していて驚いた。
形状はシンプルだが、かぶせ持ちでもつまみ持ちでも操作し易い優秀なデザイン。
勿論手の大きさによる好みはあるだろうが、筆者の様に手の大きいユーザーでも握り易く快適だった。手の小さい女性ユーザーにはある種最適解的なゲーミングマウスだとも思う。
DPI切り替えの操作性
DPIとは、マウスを動かした際に画面上マウスポインターがどれだけ動くかを表した数値で、例えば800DPI設定なら、マウスを1インチ動かすとマウスポインターは800ドット動く。
DPI数値が大きければ大きいほどマウスポインターが大きく動く=少ない動きで素早い操作ができるという事で、言うまでもなくFPSの様なシューティングゲームでは非常に重要な数値なのだが、Razer Orochi V2はこの切り替えをホイール上部のボタンで行う。
ホイール上部のボタンを押すたびにDPI値を変更、LEDカラーで現在のDPI値を告知する。
専用アプリで微調整も可能だが、デフォルト設定ではDPI400・800・1600・3200・6400がボタンを押すたびにローテーション、同時にLED色がDPI値で変化するので現在のDPI値が把握し易い設計になっている。
筆者は3DCGモデリングやデザイン業務でもこのDPI変更機能を多用するのだが、このDPI値のLED告知が視認性に優れて非常に便利だと感じた。
滑らかなソール
本体が軽いのもあるが、ソールが滑らかでどの方向でもスムーズにマウスを動かす事が出来る。
非常に滑らかなソール。
悪い点
- マウスボタン
- センサー位置
マウスボタン
Razerのボタン・キーといえば、接点がなく耐久力に優れるオプティカルスイッチが有名だが、Razer Orochi V2は値段の関係もあってオプティカルスイッチではなくメカニカルスイッチとなっている。
クリックは硬めで重く、上部カバーとボタンが一体化・ボタンが独立していない関係でクリック箇所によって結構感覚が変わる。
当然クリックし易い場所というのが出てくるので、ホームポジションや握り方が制限されてしまうといった弊害も出てくる部分だ。
隣接している赤いぼかし部分と青いぼかし部分でも大分クリック感は異なる。
小型・簡略化されたデザインとコストカットの影響を最も受けているのがこのボタン部分といえるだろう。
センサー位置
ソールの写真を見ると一目瞭然だが、一般的なゲーミングマウスに比べてセンサー位置がフロント寄りに配置されている。
設計上かなりフロント寄りにセンサー配置されている。
筆者はホールド位置よりもセンサーが前にある関係で、感覚部分に影響が出て慣れるのに苦労したので悪い点に加えているのだが、フロント寄りセンサーは配置的に手首の小さな動きでマウスカーソルを大きく動かせるともいえるので、この点に関してはユーザー次第では良い点となる。
というかこの点はそれを狙った意図した設計で、Orochiの個性と呼べる部分だろう。
グリップ
マットな質感なので滑りにくそうに見えるが、筆者は使ってみてグリップが弱く滑り易い印象を持った。本格的に使用するのであれば別売りの専用グリップテープは欲しい。
総括
携帯性を見た小型のゲーミングマウスの中では別格・決定版と言っていい良品だと思う。
値段も1万円を切っており、高額な製品の多いゲーミングマウスの中にあって性能とコスパのバランスに優れる。
このマウスが真価を発揮するのは記事内でも何度も述べている通り女性や手の小さいユーザーで、フロント寄りセンサー等徹底して対象ユーザーに寄せて設計されているマウスだ。