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前回プレイステーション版オクタでディアブロ4をプレイした記事を書いたが、4月25日に予約注文していたオクタのPC版が到着したので早速ディアブロ4で使用して記事用にメモをまとめてきた。
今回はディアブロ4におけるオクタPC版の(多分)最速使用レビュー記事を書きたいと思う。
プリセット設定
プレイステーション版のオクタ同様、PC版でもまずはHORIのDevice Managerでデフォルトのボタン配置を以下の様に変更しておく事を強くお勧めする。
デフォルトのボタン配置
まず左スティックの押し込みボタン設定をOFFにする。
スティックの押し込みボタン以外はデフォルト配置でもゲームはプレイし易いが、筆者は天板6ボタン右端の2ボタンをLB・RB(L1・R1)ボタンに変更している。
上側をLB・下側をRBと設定しているので、車のウインカーの感覚で天板ボタン上でも左右が直感的に判断出来る設計だ。
上部ボタンはデフォルトだと左側(L)にRボタンが配置されていたりと直感的に使いにくいので、左側にはL・右側にはRのそれぞれ2と3が並ぶ形に変更している。
ゲーム内ボタン設定
プレイステーション版オクタとゲーム内ボタン設定は全く変更していない。
ボタン数が多いオクタではディアブロのスキルスロットのスキル6個が天板6ボタンでフォロー出来るので、上部4ボタンをそれぞれロック・ポーション使用・回避で使用する。
すり合わせしたかの様な相性の良さ
前回のプレイステーション版オクタの記事でも述べたが、右スティックが存在しない事以外は設計的に完璧に近い相性の良さを持っていたパッドに、待望の右スライドスティックが搭載されたのだから文句の付け様がない。
上記の動画内でも述べているが、ターゲット切り替えやマップの拡大縮小がパッドだけで出来るようになったというのはかなり大きく、レビュー記事用にディアブロ4内のコンテンツを様々クリアしてみたが非常に快適だった。
公式ライセンス品だと言われても納得の出来、ディアブロ4をプレイするゲームパッドならば現状オクタPC版の一強と言い切ってしまっていいだろう。
スティック等の使用感
左スティック
オクタの左スティックは以前のレビューでも述べたが、格闘ゲームは絶対に十字キーでプレイする筆者でも左スティックで技を出したり快適なプレイが出来た事に驚いた。
八角ガイドのお陰でグラグラと余計な方向まで入ってしまったりという事もなく、若干のクリック感もあって自分の入力方向が直感的にわかりやすい。
特に左スティック操作が快適だったザンギエフのトライアル。
ディアブロ4でもダンジョンによってはギミックの関係で精密な操作が求められる部分もあるのだが、カチッカチッと入り過ぎる事無くクイックかつ快適に操作が出来る。
テンポが独特で繊細な入力が求められる阿鬼のトライアルも快適にクリアする事が出来た。
後はEホンダの様なためキャラでもオクタの左スティックは使い易い。
ガイルやホンダの様なためキャラも快適に操作出来る。
一般的な3Dスティックだと上記の様にグラグラと動くので、コンボ中高速入力のため技(特にSA・CA)の入力が地味にし難いのだが、オクタの左スティックだとガイドもあってため方向や入力方向が直感的に判断し易い。
格闘ゲーム特化を謳った3Dスティックだが、アクションゲームやディアブロの様なアクションRPGにも高い適性を持っていると思う。
右スライドスティック
PC版オクタの一番の目玉となっているのがこの右スライドスティックだが、こちらは押し込みボタンといった物が搭載されていない純粋なスライドスティックとなっている。
感じ的にはPSPに搭載されていた十字キー下のスライドスティックをより上等にした物を想像してもらうとわかり易いだろう。
位置的にも操作し易く邪魔になりにくい設計になっている右スライドスティック。
マイナス評価点
配置的な難点
べた褒めばかりも案件動画・記事のようなステマ臭がして嫌なので、使っていてこれはプレイステーション版の方が良かったという点も記載する。
その部分とはスタートボタンとバックボタンの配置で、プレイステーション版ではタッチパッドがある関係でPC版よりも外側に縦長のボタンが搭載されていたのだが、PC版ではより内側にガイドボタンと並べて配置されている。
非常に細かい点なのだが、この配置(特にバックボタン)はプレイステーション版のオクタの方が押し易かった。
筆者の親指の位置にプレイステーション版ではバックボタンが配置されていた。
右側のスタートボタンに関してはボタンや右スライドスティックの延長線上にあるので押し易いのだが、左側のバックボタンは左スティックの延長線上にはなく中央に入り込んだ配置になっている。
ディアブロ4ではバックボタンはマップの表示を行うボタンなので頻繁に押す事になるのだが、左スティックで移動を行ってからマップを開こうと思うと延長線上に無いのは少々押しにくい。
自然に握った状態から親指をピンと伸ばさなければバックボタンを押せない。
この配置はプレイステーション版からボタン形状も含めて変更する必要はなく、純粋にタッチパネルをオミットして中央にガイドボタンをHORIのロゴと共に配置するだけで良かったと思う。
パネルデザインも安っぽい
使用しながらまとめたメモに記載した項目に記載漏れがあったので追記(4/26)するが、オクタPC版はプレイステーション版よりも本体パネルが派手にデザインされている。
このデザインが安っぽくて、いつものHORIという感じのダサさを醸し出しているのが残念だ。
実物と広告の写真と色味が結構違う(実物は安っぽいパープリッシュグレー)のもあるのだが、このデザイン部分は前面パネル部分だけのびんぼっちゃまスタイルなのもダサさに拍車をかけている。
デザインをするならせめてフルラッピングすべきだ。
6,000円そこらのコントローラーに高級感は求めていないし、ゲームパッドとしての出来は上記の通り素晴らしいのだが、余計な事はせずプレイステーション版の様に黒無地で良かったと思うし、そのデザインにかけたコスト分安くした方がまだ良かったとも思う。
日本車もそうなのだが、とりあえずバンパーやグリルをメッキにして高級感を出した気になっている・デザインした気になっているのは本当にダサいと思う。
もし車のカスタムパーツの様に前面パネルの黒無地が発売されたら筆者は即購入するだろう。
大事な事なのでもう一度言うが、HORIにこの路線のデザインセンスは求めていない。純粋にノウハウを積み上げてきた素晴らしいデバイス設計で勝負をしてもらいたい。
総括
PC版販売のニュースをチェックした後すぐに公式ストアで予約注文を行ったPC版オクタ。
ディアブロだけでなくPC環境(Steam等)でゲームをプレイする場合のゲーミングパッドとしては一強・決定版と言い切れる優秀なパッドだ。ディアブロ4が特にそう感じるが、オクタに慣れてしまうともう他の4ボタンパッドには戻れない。
手放しでお勧め出来るパッドなので、これからシーズン4も開始するディアブロ4を楽しみたいと考えている人は是非オクタPC版をチェックしてみて欲しい。