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少し前に購入後の使用レビューを行ったゲーミングノートPCのROG Zephyrus G16だが、あれから出張時のゲームに仕事にと大活躍している。
ただ、出張に持ち運んでいるとレビューでも記載した通りACアダプターの大きさ・重さというのがどうも気になってしまっていた。
パワフルな分かなり大きく重い。
そこでUSB Type-Cコネクタに対応した給電規格であるUSB PD(USB Power Delivery)に着目、これに切り替えて軽量化しつつ何処までやれるのか?というのを確かめるべくAnker Nano Chargerを購入した。
今回の記事はこのAnker Nano ChargerをROG Zephyrus G16で使ってみてメモをまとめたものになる。筆者と同じ様にゲーミングノートを作業PCとしても活用・持ち歩く事が多い人は是非参考にして欲しい。
はじめに
購入するなら65w以上のモデルを
まずはじめにROG ZephyrusといったPD対応のゲーミングノートPCの給電用チャージャーを購入する際は65w以上のモデルを購入したい。
この理由は純粋に作業中の消費電力によるもので、供給が少なければ消費と相殺されて雀の涙程度しか充電出来ない・消費の方が上回ってバッテリー切れまでの時間を伸ばす延命程度にしかならないからだ。
PD規格は2022年に最大100Wから最大240W(48V/5A)に引き上げられたのだが、240wはまだ全体的に大きいモデルが多い。
携帯性も考慮して総合的に見れば、今回紹介する100wモデルが一番バランスが良いだろう。
ターボモードは使用不可
ROG Zephyrusシリーズにはパフォーマンスを最大限に引き出すターボモードが搭載されており、管理アプリのArmoury Crate上で切り替える事が出来る。
ただこれはPD給電時は使用する事が出来ないので、ターボモードで高負荷ゲームをプレイする場合の充電は純正アダプターを使う必要がある。
ROG ZephyrusでAnker Nano Chargerを使用する場合は上記2点に注意して欲しい。
大きさ・重量等の製品詳細
元々これが目当てで購入しているので当然といえば当然だが、コンパクトかつ軽量で携帯性は抜群。
製品サイズ | 6 x 4.1 x 2.9cm |
---|---|
重量 | 120g |
付属ケーブル長 | 1.8m |
複数ポートが搭載されているモデルもあるが、筆者は熱対策・複数ポート使用時に分散してパワーダウンするのが嫌・少しでも軽量で小さい方がいいという理由から1ポートモデルを購入している。
ケーブルが別売りの製品が多い中、1.8mと十分な長さのケーブルが付属しているのも嬉しい。
鞄が軽く、より広く使える様に
筆者はPOTR(PORTER)のトートバッグを仕事用の鞄にしているのだが、アダプター分のスペースが丸々フリースペースとなったのでその分軽くなったのは大きい。
並べてみると大きさがよく分かると思う。
たったこれだけだが大分出張先や宿泊先・カフェ等で使い易くなった。
軽作業では充電しながら作業可能
筆者はROG Zephyrusを作業9:ゲーム1の比率で使用している。
大体は出張先での動画の編集作業やCGモデリングやコーディングといった用途で使用しているのだが、こういった作業中ならAnker Nano Chargerで充電しながらでも十分作業可能だ。
文章作成やブラウジング程度なら問題にすらならない。
グラフィック設定次第では高負荷ゲームもいける
消費の大きさに直結しているグラフィック設定(グラフィックボード設定)を調整して低くすれば、高負荷のゲームであってもその分消費が抑えられるので充電しながらの長時間プレイは格段にやり易くなる。
流石に負荷の大きいゲームをプレイしながら充電!というのは厳しいが、特にシャドウやテクスチャといった描画設定を下げると効果が大きく目に見えてプレイ時間は伸びる。
総括
上記の通り軽作業に限定するなら純正アダプターとほとんど変わりなく使用出来る。
今までは大きくて重い純正アダプターを持ち歩いていたのだが、Anker Nano Charger購入後はこればかりを持ち歩く様になった。
上記の通り熱対策等の理由から1ポートモデルにしたのだが、そこまで熱くなる事もなくきちんとカタログスペック通りの性能を出せているという点も、意外とこういったアダプターは少ないので地味にすごいと言える点だろう。
現段階におけるゲーミングノートPC用の代替・サブアダプターとしては文句無しの製品だ。