
author:aotoお問い合わせはコチラまで
このページ内リンクにはアフィリエイト広告を含みます

ついこの間、1月23日に早期アクセス版がリリースされた首都高バトル。
18年ぶりの新作という事で筆者も早速早期アクセス版を購入してプレイしてみたが、早期アクセスだけに荒削りな部分はあるもののトータルでかなり面白いと感じた。
今回はそんな首都高バトルの早期アクセス版をプレイしてみた感想を箇条書きでまとめた記事を書きたいと思う。
なお、この記事は早期アクセス直後に書いた記事をバージョンアップ版に対応させて2/13に追記した形に修正している。変更された部分は打ち消し線を入れて追記しているので、打ち消し線が入っている箇所は無視して読み進めて欲しい。
ゲーム全般
UIが使いにくい
スティックをマウスの様に使わせるタイプのUIなのだが、コントローラーで操作がしにくいので筆者はレース部分はパッドコントローラーを使用・ガレージ等レース以外の部分はキーボードとマウスで操作をする様にしている。
設計的にわかりにくい部分もあるので、この辺りはもう少し設計を詰める必要があるだろう。

設計・操作性共に改善の余地のあるUI。
挙動は嘘っぱちだがゲームとして楽しい
まず車の挙動だが、グランツーリスモやフォルツァモータースポーツの様なシミュレーター的リアルさを追求したものではない。挙動は嘘っぱちでこのゲーム独特のものだ。

車のエンジンパワーを一時的に一定時間増強するナイトロもこのゲームらしいシステム。
上記のグランツーリスモの様なシミュレーター的なゲームが好きな人には合わないと思うが、車の運転難易度は低く爽快なので楽しめる間口は広いと感じる。
レースゲームが苦手という人にもお勧め出来るゲームだ。
育成システムのツリーキャップが窮屈
後述するゲームバランスの項目でも述べているが、今回この育成関係のスキルツリーシステムとその進行毎のキャップというのが非常に窮屈な作りになっており、これのお陰で遊びの幅を狭めてしまっている部分も多々ある。
2/13:追記
育成ツリーのチューニングに関しては、流石に窮屈過ぎた為かバージョンアップでキャップが緩和された。

チューニング部分のキャップ緩和により、相対的にボス戦の難易度が下がっている。
キャンバー角調整が無いのが残念
高速走行時のコーナリング安定性を高める為にタイヤに角度をつけるキャンバー角調整だが、車高やサスペンションの硬さ等細かく調整出来るのに何故かキャンバー角調整を行う事が出来ない。
2/13:追記
アップデートでキャンバー角調整が可能になり、タイヤ周りをより細かくカスタマイズする事が出来るようになった。

キャンバー角以外にもタイヤ関係のカスタマイズ項目が増えている。
カスタマイズ項目の詳細が欲しい
細かくカスタマイズ出来るのは良いのだが、調整項目に関する部分が圧倒的に説明不足だ。
ここをこの様に調整したら挙動がどう変化するのか?といった事は記載されておらず、わかっている前提でシステムとして組み込まれている。

割と細かくセッティング可能だが、効果説明があるのはギア比程度。
折角簡単操作で爽快感のある間口の広いゲーム性なのに、肝のチューニング要素が説明不足なのは勿体ない。
ホンダ車未登場
許可が出なかったのか今作はホンダ車が未登場となっている。
過去作でホンダ車が収録された事もあるので製品版で収録される可能性はあるのだが、シビックといったホンダ車が登場しないのは寂しい。
ゲームバランス
特定のボスが事故待ちお祈りゲーになっている
上記の通りこのゲームは育成に関するスキルツリーシステムがとにかく窮屈だ。
所持金もいちいちキャップ開放毎に段階的に上げていかなければならないし、速さに直結するチューニング項目もキャップのせいですぐに頭打ちとなってしまう。
これの影響をモロに受けているのが一部のボス戦で、早期アクセス時点で正攻法ではまず勝てないボスというのが複数存在する。
2/13:追記
チューニングのキャップ緩和により、早期アクセス版リリース初期に比べて大分やれる様になっており、強すぎたボスのユウウツな天使もシナリオ上で戦うものは弱体化されて大幅に難易度が下がっている。
ユウウツな天使はシナリオ上で撃破する事で弱体化前のものと戦える
シナリオ上で撃破後に戦える様になるユウウツな天使は紫のオーラを纏って弱体化前の性能になっているのだが、最高クラスの車(R34スカイライン等)をフルチューンしてようやく勝負になるレベルの圧倒的な強さを持っている。

ユウウツな天使は調整ミスだと思う。これにあの窮屈なキャップの時代に勝てた人は何人居るのだろうか。
ユウウツな天使戦のまとめ
本気版(シナリオ撃破後)のユウウツな天使の鬼の様な強さを説明するには見てもらう方が早いという事で動画にしたのだが、ご覧の通りフルチューンのKs13シルビアですら勝負になっていない。
強さ的には早期アクセス版最終ボスの12時過ぎのシンデレラよりも遥かに強く、他ゲームで言う所のクリア後ボスの様な理不尽な性能。別格と言っていい。
総括
とりあえず早期アクセスをプレイしてみて感じた事を箇条書きでまとめてみたが、荒削りではあるものの早期アクセス版とは思えないクオリティと面白さを持っている。
早期アクセス版は無償で製品版にアップグレードされるので、3,960円で製品版が購入出来るというのもお得だ。
要求スペックは高いのだが、これは最高画質のUltraでのプレイを前提とした話。
画質関係の設定をLowまで下げればかなり旧式のゲーミングPCでも快適に動作するゲームなので、PCスペックが理由で避けているという人も是非早期アクセス中に購入してプレイしてみて欲しい。