2020.05.28 使用レビュー

Wacom Cintiq16 レビュー

この間長年CGテクスチャ描画やお絵描きに使っていたタブレット(Intuos)を液晶タブレット(Cintiq)に買い替えて、自粛で暇な夜にクリスタで絵を描いたりしている管理人。

今回はこの購入したばかりのCintiq16のレビュー記事です。

本体の使い勝手

エントリーモデルという事で、上位モデル(Pro)にあったタッチ関係の機能が無く、当然ボタン類も無いシンプルな液晶タブレットです。

15.6型フルHD液晶を搭載・PCとはUSBとHDMIで接続してモニターをリンクさせる格好になりますので、PC側にHDMI出力端子が必要になる点に注意してください。

※Amazon限定商品なので、楽天市場では商品の閲覧・購入が出来ません

描き味

エントリーモデルとはいえこの倍の値段はして当たり前だった液晶タブレットが6万円台で買えるだけでも驚きなのですが、視差も全く気にならず筆圧感知も相変わらず優秀なのでストレス無く作業する事が出来ます。

ディスプレイ表面には純正でアンチグレアフィルムが貼られているので、ディスプレイ表面はつるつるし過ぎず紙の様な抵抗がある・光の反射が気にならないのも良いですね。

芯ケースも兼ねるペンスタンドも左右どちらでも装着出来る・本体が左右対称のデザインなので左利きの管理人も作業にストレスがありませんでした。

純正のフィルムを剥がす為にはサポートに出す必要がある他の保護フィルム(紙質感フィルム等)を重ねると白く曇った様になって見難くなるので、他液晶フィルムを使いたい場合は注意してください。

管理人も数千円ドブに捨てました。

iPadと比べてどうか?

タブレットでのお絵描きはiPadの登場で大分お手軽になってきたのですが、両方使ってみて作業面を比較した正直な感想を言えばCintiq16の圧勝です。

外に持ち運び出来る携帯性はiPadの魅力なのですが、逆を言うとこの部分とRetinaディスプレイの綺麗さ位しか評価点が無いんですよ。

一般的には「趣味のお絵描きなら普通のiPadやAir、仕事ならProがお勧め」と言われており、趣味でノーマルiPadやAirというのは値段的にも納得出来るのですが、管理人は仕事での作業にiPadProがお勧めされている点は違うと思っています。

絵で食っているプロの人なら、殆どの人がiPadProなんて性能的に論外でしょうからね。

スペックの半端な新型

コロナ禍の中で発売された次世代の新型iPadProなのですが、CPU等スペック的なインパクトが薄いのを公式も理解してかお得意の「○○に比べて何倍!」というキャッチコピーを用いてはいません。

実際スペック的には中途半端かつインパクトもありませんから、あの消極的かつアバウトでパッとしない広告も納得なのですが、スペックからも明確な通り仕事で使う為にiPadProを買う位ならハイスペックノートPCと液晶タブレットのペアの方が遥かに良いと思います。

後はタブレット端末は絵を描くなら画面サイズは正義です。

欲を言えば20インチ以上・最低でも15インチは欲しいのですが、iPadProは携帯性重視で最大でも12.9インチまでしかありません。

付属品や本体が無駄に高い

第二世代iPadProと第二世代アップルペンシル・公式キーボードをセット購入すれば楽勝で10万オーバーですし、描き味に関しても純正だとつるつるして筆が遊ぶ・光の反射が鬱陶しいのでアンチグレアフィルムも買わなければならないといった具合で、仕事で使う為にはお絵描きに特化していないのもあって別途購入する物が多くトータルコストは高額になります。

後はアップルペンシルの設計は何とかならなかったんですかね?細くてグリップも無いので持ち難い・疲れ易いデバイスですし、第一世代はウチワと散々馬鹿にされた通り充電にもスマートさがありません。

マグネットで本体に取り付けて充電が出来る様になった第二世代もProにしか対応していない・側面に取り付ける関係で鞄の中で外れて迷子になり易いとストレスしかありませんし、そもそも値段が高過ぎやしませんか?アレ。

iPadはプレゼンにこそ価値のあるデバイス

iPadを仕事で使用するならばRetinaディスプレイの綺麗さと携帯性を見る事になりますから、真価はプレゼンにこそあるという結論になると思います。

ただ、プレゼンに使うだけならば別にiPadProである必要はありませんから、実際は制作を液晶タブレットでこなしてプレゼンにiPadを使うといった並用になるでしょう。

適材適所で考えると絵の仕事をiPadPro1台でこなすというのは無理がありますし、作業面だけを見るならば冒頭の通りCintiq16(液晶タブレット)の圧勝になると思いますね。

※Amazon限定商品なので、楽天市場では商品の閲覧・購入が出来ません

併せて購入しておきたいアイテム

管理人はCintiq16購入時に色々とセット購入したのですが、ここからはセット購入した物の中からお勧めのアイテムを紹介していきたいと思います。

スタンドに関しては純正のスタンドで管理人は問題が無かったのですが、人によっては姿勢的に腰が痛くなってツライ可能性があると感じたので、絵を描く時のイーゼルよろしく前に立てて使いたい人は別売りのスタンドの購入をお勧めします。

スタンドの規格がディスプレイアームと同じ規格なので、ディスプレイアームをお持ちの方はスタンドの取り付け穴に固定する使い方も可能です。

補助デバイス

今回のCintiq16は上記の通りPROシリーズと違ってタッチ機能といった補助機能が無いモデルなので、拡大縮小ダイヤルやツールショートカットキーは補助デバイスを別途用意する必要があります。

一般的にこういった補助デバイス(左手デバイス)はFPSといったゲーム用の補助デバイスを使う事が殆どなのですが、こういった補助デバイスは殆どが右利き用に設計されている・ゲーミングデバイス自体が高額なのがネックです。

そんな中このAC19は価格も4,000円程度と安価・左右対称のデザインなので、左手でも右手でも使う事が出来るデザインなのでお勧めです。

Cintiqを販売しているWacomも補助デバイスを出してはいますが、こちらは以前使った時にすぐ故障した事があった・他レビューでも故障報告が多いのでここではお勧めしていません。

総括

今回のCintiq16の価格には本当にびっくりしました。

Wacom自体がタブレット業界では老舗・迷ったらワコムを買えと言われる位のメーカーなのですが、その分値段も高い(勿論価値はありますが)イメージでした。

タブレットPCは言うまでもなく、上位モデルの液晶タブレット(Proモデル)も中国メーカー等他のタブレットと比べると高額です。

それが今回のハイスペックモデルをエントリーモデル扱いで安価購入出来るようになったのですから、本当良い時代になったなぁと思いますね。

※Amazon限定商品なので、楽天市場では商品の閲覧・購入が出来ません

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