プレイレビュー

Legends of Runeterra(92点)ゲームプレイレビュー

author:aoto
2022.06.16

タイトル
Legends of Runeterra
ハード
PC,スマートフォン
点数
92点
WEB
RIOT GAMES公式
ダウンロード

※PC版はRIOT GANESよりダウンロード

概要

Legends of Runeterra(レジェンズ・オブ・ルーンテラ:以下LoR)は、同時接続者数800万を誇り世界で最もプレイ人口の多いeスポーツタイトル「リーグオブレジェンド(通称LoL)」を題材としたステトラジーカードゲーム。

一般的なカードゲームでは、プレイヤーは交互にターンを消費・相手ターン間は限られた行動を取る事しかできないが、LoRでは防御ターン(相手ターン)であっても殆どのカードをプレイする事が出来る戦略性の高さが大きな特徴となっている。

面白い点

良く練られたゲームデザイン

このゲームの一番の特徴は、従来までのカードゲームでは当たり前だった「相手ターン中に何も出来ない」点を改善し、相手との駆け引きを可能にした点だろう。

ターンの進行システムを見直して自分のターンと相手のターンという仕切りを外し、ターンをラウンドとして同一ラウンド中にどちらのプレイヤーも行動する事ができるシステムにしたというのは非常に画期的だ。

スペル等がスタックされて実行されていく様はMagic The Gatheringを彷彿とさせる。

これがあるので攻撃側・防御側それぞれで対策(メタ)を絡めた戦略が生まれ、その対策が爽快感といった面白さに直結していく。

後発のカードゲームという事で、競合他社のカードゲームタイトルや紙ベースのカードゲーム(Magic The Gathering)のエッセンス(スタックシステム等)を盛り込みつつ、このゲームの独自性もしっかりと確立している良く練られたゲームデザインだと思う。

プレイングの幅の広さ

上記でも述べているが、LoRはカードのプレイングの幅が非常に広くなっている。

相手が展開しているカードを手札に戻す「リコール」や、行動不能にする「スタン」等一般的なカードゲームと違って防御側も攻撃側と変わらない柔軟なプレイングが可能なのはこのゲームの面白い部分だ。

特定条件を満たすとレベルアップして更に強力になるチャンピオンの存在も良いアクセントになっている。

状況が一変するチャンピオンのレベルアップ。

プレイングの幅が広く常に考える事が多いゲームなので、自分で戦略を立ててカードを使いこなす面白さや気持ちよさ・爽快感がある。

バランスの良さ

LoRは筆者がプレイしてきたカードゲームの中で最もバランスが良いと感じる。

上記ターン進行のシステムで防御側の対策幅が広い(防御側も攻撃側と同様のプレイングが可能)というのもあるが、大体どんなカードにも対策(メタ)カードが存在しているというのがそう感じる理由だろう。

大体のカードゲームが禁止カード等で環境をリセットする事でバランスを保っている中、これだけ斬新なシステムでバランスが保たれているのは素晴らしい。

問題点

とっつきにくさとテンポの悪さ

LoRは上記の通りカードゲームとしてはかなり斬新かつ戦略性の高いシステムを採用しているが、それ故に慣れるまではかなりとっつきにくい。

戦略性の高さ故、他カードゲームに比べて1ターンはどうしても長くなってしまう。

防御側もカードをプレイ出来るというシステム=通常のカードゲームに比べて1ターンの攻撃と防御にかかる時間が長くなってしまうというのも問題で、カードゲームにおいて重要となるテンポの良さが犠牲になってしまっている。

専門用語がわかりにくい

カードの効果の大半が専門用語なので、慣れて効果を理解するまではカード効果がわかりにくい。

行動不能にする「スタン」はまだしも、「フィアサム」や「イルーシブ」や「フリーティング」等一目見て効果を判断しにくく効果説明を読まなければ意味がわからない用語が多い。

効果の多彩さが仇となってフレーバーテキストが初見で意味不明なカードも多い。

なるべくカードテキストを簡潔にしたい工夫からか用語や効果アイコンを駆使してフレーバーテキストが記載されているのだが、これは裏を返せばこういった用語と効果を把握するまではそれを絡めた戦略的なプレイングが楽しめないという事でもありストレスを感じる。

思う事

ここからはプレイしていて思った事をつらつらと記載していこうと思う。

丁寧なチュートリアル

筆者がLoRをプレイしていて一番関心したのがチュートリアルコンテンツの丁寧さだ。

上記の通りこのゲームは難解で専門用語も多いので、ゲームに早く慣れさせる意味でもチュートリアルは重要なのだが、基本操作やシナジー効果を学習出来るチャレンジモードが多数用意されている。

チャレンジは膨大だが、1つ1つは短く簡潔にわかり易くまとめられている。

1つ1つのチャレンジは短く簡潔にまとめられており、特にデッキ構築や対戦をする上で重要なシナジー効果のチュートリアルは非常にわかり易くまとめられている。

今までこういったカードゲームは色々とプレイしてきたが、ここまでチュートリアルが簡潔にわかり易くまとめられているカードゲームはそう無い。

良心的な価格設定

LoRには一般的なカードゲームでは当たり前となっているカードパック販売が存在しない。

カードは毎週貰えるチェストかリワード報酬で入手出来る仕様になっているので、課金しなければカードを入手する事が出来ない・デッキを組む事が出来ないという事が無い。

課金コンテンツはスキンやカードバック等見た目のカスタマイズが中心。

カードの入手方法は上記だけではなく、好きなカードと交換出来るワイルドカードをストアで購入する事も出来るので、目当てのカードが出るまでカードパックを購入して剥き続けるといった事をする必要も無い。

カードの入手方法や価格設定に関してはかなり良心的な設計になっている。

総括

カードゲームが好きな人はとりあえずプレイして!と手放しで言い切れる名作。

プレイレビュー記事という特性上あれこれ粗探しもしたが、難解さやとっつきにくさを除けば紙のカードゲームを彷彿とさせる多彩なプレイングや考える事の多い戦略性の高さで中毒性は非常に高い。

カードパックの購入が対戦をする上で必須でなかったり、一般的なカードゲームのような退屈な環境ゲーになっていないというのも良い所だと思う。

ダウンロード

※PC版はRIOT GANESよりダウンロード

author:aoto(アオト)
MSXの信長の野望とPC9801のシミュレーション(パワードール)とNEOGEOで育ち、モスバーガーとPORTERとステッドラーを愛する中年。

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